Cocolog-nifty - hobbit-elf.cocolog-nifty.com - えるふ通信
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おばけにてそうろう 27 Aug 2013 | 06:38 pm
「おばけにてそうろう」 えとぶん 井上洋介 大日本図書 本体1300円 こんばんは。あとから、あとからおばけがやってきます。”おばけにてそうろう”って。家の窓か、家の壁の窓？いいえ、違うよね。ともかく窓からページをめくるたびにおばけがでてきます。そして、おばけはどこへ行ってしまうのかもわかりません。ただ、いろいろなおばけが次々と窓からあらわれてきます。そして、どのおばけも少しも怖くない、ユ...
紙のむすめ 26 Aug 2013 | 05:51 pm
「紙のむすめ」 ナタリー・ベルハッセン文 ナオミ・シャピラ絵 もたいなつう・訳 光村教育図書 本体1400円 今まで見ていた切り絵とは少し違います。描かれているstoryもちゃんとあってまぎれもなくこれは絵本です。描かれ方は物語に添った切り絵があって、背景の紙におかれてページになっている絵本です。 物語は白い紙から生まれた娘が住んでいて、でも、独りぼっち。ある日大きな白い紙が飛ばされて...
マッチ箱の日記 25 Aug 2013 | 07:32 pm
「マッチ箱日記」 文/ポール・フライシュマン 絵/バグラム・イバトゥーリン 訳/島式子 島玲子 BL出版 本体1600円 マッチ箱に入っていたもの、ひいじいちゃんの歴史です。ひいじいちゃん一家はイタリアからの移民です。 貧しくて生きていくのがやっとだった、だからもちろん家族はだれも学校へ行っていません。学校へいっていないということは字が読めないということです。父さんがアメリカに働きにい...
ときめく星座図鑑 24 Aug 2013 | 07:43 pm
「ときめく星座図鑑」 解説:永田美絵/廣瀬匠 山と渓谷社 本体1600円 昼間は湿度が高かったのですが、夜になったら涼しい風が吹いてきました。少し前までは夜スタンドの灯めざして、セミやトンボまでうるさいくらいに入ってきましたが、いつのまにやらそんなお客様がいなくなり、秋の虫の音が聞こえます。今年は暑いだけでなく、湿度が高い夜が何日もあり（期待の雨は降らない）夜も雲が多くあまり星が見えませんで...
ローズの小さな図書館 22 Aug 2013 | 05:36 pm
「ローズの小さな図書館」 キンバリー・ウィリス・ホルト作 谷口由美子・訳 徳間書店・本体1600円 1938年干ばつで、風車は壊れてしまうし、パパは家を出ていってしまうし、ローズのママは今まで決して行こうとしなかった故郷のルイアナジアの川辺の町ホウマに引越すことを決心します。ローザは本を読むことも文章を書くことも大好きで作家になりたいとおもっています。妹のパイは4年生、弟のボッサムは5年生...
マングローブの木 20 Aug 2013 | 07:32 pm
「マングローブの木」 アフリカの海辺を緑の林にー スーザン・L・ロス:文とコラージュ シンディ・トランボア:文 松沢あさか:訳 さ・え・ら書房 本体1500円 アフリカの小さな国エリトリアのハルギゴという貧しい国でおこなわれたあるプロジェクトの話です。そのプロジェクトは「マングローブ植樹プロジェクト」いい、ゴードン・H・サトウという日系アメリカ人の考えから生まれたものです。サトウ博士は...
ネコの目からのぞいたら 19 Aug 2013 | 07:49 pm
「ネコの目からのぞいたら」 シルヴァーナ・ガンドルフ作 関口英子・訳 岩波書店 本体1700円 5年生のダンテは両親が香港へ転勤になってしまったので、5年生が終るまではイタリアにいた方が良いというおとなの判断で、ヴェネツィアのおばあちゃんのところへあずけられます。名前負けでしょうかダンテは自分ではわかっていることも、どうも他の人にはわかってもらえないと感じています。なんだか頭のなかが論理的...
くまのごろりんと川のひみつ 18 Aug 2013 | 06:44 pm
「くまのごろりんと川のひみつ」 やえがしなおこ作 ミヤハラヨウコ絵 岩崎書店 本体1100円 くまのごろりんは川がどこから流れてくるのか知りたいので調べに行くことにしました。川のはじまりを自分で見てみたいと思ったからです。友だちの水車に途中葉っぱの手紙を出すと約束して出発です。少し行くと”たすけて”という小さな声がします。見ると川が浅くなっている所にいっぴきの魚がとじこめられています。木を...
8月15日 16 Aug 2013 | 06:18 pm
今年の8月15日はいつもの年のように、家のなかで静かな一日を迎えた。暑い一日だった。13日訪れた大原の墓地ではもう青い栗のイガがたくさん見えた。一面の夏草のなかではバッタが飛び跳ね、墓地は高い台地にあるので風が良く通って、だいぶ大きくなった樹々の下は涼しい。甘草の花が咲き乱れている。 このお寺の檀家の墓地の入り口にある古い石仏に手をあわせて死者に思いをはせる。私たちの墓地は樹木葬なので、各々の樹...
夜はライオン 14 Aug 2013 | 05:07 pm
「夜はライオン」 長薗安浩 偕成社 本体1400円 どう紹介して良いのかとても難しい本でした。主人公マサは11歳、6年生の春休みから物語は続いていきます。マサには家族以外誰にも知られてはならない秘密があります。その秘密、マサはまだ「おねしょ」をするという秘密です。マサは成績が優秀、野球チームではエースですし、友だちにも信頼されていて、次の生徒会会長にも決まっています。マサは努力もしますし、何...
