Uonome - uonome.jp - 魚の目:魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン

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第33回 一橋大のアリとキリギリス 15 Aug 2013 | 07:24 am

むかし、私がいたころの一橋大はよく言えば自由、悪く言えばルーズな大学だった。授業に出なくても年に一度の試験を受けると無条件に単位をくれる先生が多かった。だから生来の怠け者の私はほとんど講義を聴かず、学生時代の始めから終わりまで遊び呆けた。

第32回 伊豆、砂浜の子どもたち 2 Aug 2013 | 05:03 pm

今まであまり意識したことはないのだが、ふと立ち止まって振り返ると、私はちょっと変わった〈家族の形〉をつくってきた。 その始まりは20数年前、私が離婚したことだ。ふつうなら前妻のMさんか私のどちらかが子どもを引き取って、双方の行き来はほとんど途絶える。ところが、私たちの場合はそうならなかった。

第31回 沖縄「屈辱の日」の替え歌 23 Jul 2013 | 09:13 am

4月28日朝、わたしは那覇にいた。国際通りに面した市役所の正面で28本の紺色の旗が風にはためいていた。深い失望と悲しみの表現である。

第30回 みんな三國さんに惚れていた 12 Jul 2013 | 10:03 am

三國連太郎が死んだ。 知らせを聞いて、思い出したのは我らが先達、ルポライター竹中労の名著『芸能人別帳』(ちくま文庫)である。竹中は43年前、三國をこう評した。

第29回 グラウンドにて 5 Jul 2013 | 06:21 pm

とっておきの話をご紹介したい。漫画界の巨匠・ちばてつやさん(74歳)が3年前、雑誌『ビッグイシュー日本版』のインタビューに語った話である。 ちばさんが少年誌で連載を始めるようになった昭和30年代のことだ。締め切りに追われ、もがきながら物語をつくる漫画家の仕事は常に不安で、苛酷だった。

第28回 サラバ、哀しき排外主義 28 Jun 2013 | 05:58 am

「在日特権を許さない市民の会」(在特会)をご存じだろう。 そう、日の丸を掲げ「韓国人を皆殺しにしろ」と暴言を吐きながら街頭を練り歩く“ネット右翼”のことだ。先月末の日曜日、新宿のコリアンタウンで彼らのデモがあるというので見に行った。

第27回 南の島の忘れ物 13 Jun 2013 | 05:55 pm

 ミクロネシアはギリシャ語で「小さな島々」という意味だ。私がそのミクロネシアと出遭ったのは33年前のことである。 当時、私は共同通信大阪社会部の記者だった。万博記念公園のなかにある国立民族学博物館に通いつめ、いまの館長の須藤健一先生(当時は助手)らからミクロネシアの人々の伝統的な暮らしぶりについてご教示を受けた。

第26回 歌舞伎町の狙撃手 7 Jun 2013 | 05:28 pm

『歌舞伎町』(扶桑社刊)という公刊されたばかりの写真ルポが自宅に郵送されてきた。オビを見ると「歌舞伎町スナイパーが見た16年」とある。 わざわざ送ってくれた出版社には申し訳ないが、私は風俗に関心がない。年のせいか、赤い灯青い灯の巷に繰り出す気力もない。

第25回 リクルートビルの献花台 2 Jun 2013 | 08:17 am

 冷たい雨のそぼ降る朝、銀座8丁目のリクルートビルに行った。 2月8日に76歳で亡くなった江副浩正さん(リクルート創業者)にお別れをするためである。

第24回 旅する先輩 25 May 2013 | 08:16 pm

私の仕事場には、人から折角いただきながら、まだ読んでない本がたくさんある。筒井功著『サンカの真実 三角寛の虚構』(文春新書・06年刊)もそんな本の一冊だった。

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